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国際物流会社11選!国内物流との違いから業務内容、課題まで徹底解説

国際物流会社11選!国内物流との違いから業務内容、課題まで徹底解説
INDEX 目次

現代社会ではビジネスの国際化が進んでいる関係で、多くの企業が国内だけでなく海外にも事業を拡大し、国境を越えた人や物の動きが活発化しています。

本記事では、製品の輸出入に興味がある方向けに、国際物流の種類や業務内容などの基本を解説すると同時に、実際にサービス展開している国際物流会社11社をご紹介します。輸出入に携わっている、あるいは今後予定がある企業の皆様はぜひ参考にしてください。

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国際物流とは

国際物流は海外物流とも呼ばれ、日本と他国との間で取り引きされる物品の流れを指す言葉です。国境を超えて物品を輸入または輸出するには税関手続きが必要です。

日本と外国の間で行われる輸出入では、貨物を輸送するのに船舶や飛行機、列車などさまざまな輸送手段が用いられます。国際物流で輸送される貨物は、長距離移動に耐えられるよう慎重に梱包する必要があります。

国際物流と国内物流との違い

国際物流は、異なる国・地域間での貨物の輸送と流通が行われることを指します。貨物が国境を越えるため、長距離輸送が伴います。日本と他国との国際物流では、船舶や飛行機が主たる輸送手段であり、コストが割高なのも特徴です。

一方、国内物流は、国内での貨物の輸送と流通に限定されます。国境を越えずに輸送されるため通関・税関手続きも必要なく、国際物流よりもコストを抑えられます。日本国内での主たる輸送手段はトラックと船舶です。

国際物流の種類

国際物流では、主に海上輸送と航空輸送の2つがあり、さらに「コンテナ船」「在来船」「バージ輸送」「航空輸送」の4つの手段に分けられます。
コンテナ船とは、コンテナに貨物を詰めての輸送に特化した船舶です。在来船は、クレーン設備を備えており、コンテナでは運べない荷物も載せられ、料金も割安です。パージ輸送は、河川や内陸水路を通じて小型の平底船で貨物を輸送する手段です。航空運輸では、文字どおり飛行機を利用して輸送します。

国際物流の業務内容

国際物流の現場ではさまざまな業務が発生します。輸送・税関手続き・梱包・情報の4つに分けて、各業務の概要を簡単に見ていきましょう。

輸送

国際物流は物品の長距離輸送を前提としているため、貨物は頑丈に梱包する必要があります。船舶で輸送する場合は貨物の上に重量物が載っても耐えられるようにする、また重量制限がある飛行機ではなるべく軽量化を図れるようにするなど、輸送手段に応じて梱包方法を調整します。

梱包の作業を進めつつ、インボイスやパッキングリストなど、貨物とともに送る重要な輸送書類の準備も必要です。

税関手続き

船と飛行機はそれぞれ異なるメリット・デメリットを持つため、輸送する貨物の種類や緊急性に応じて最適な方法を選択します。船はコスト効率が良く大量輸送が可能ではあるものの、海上輸送のため時間がかかります。

一方、飛行機は空路で迅速に輸送できるもののコストが高く、かつ貨物のサイズや重量に制限がある点がデメリットです。

梱包

国際物流では、貨物が国境を超えるため輸出入共に税関で申告を行い、通過させる必要があります。輸出申告時では、インボイスやパッキングリストなど、所定の様式に基づいた書類の作成と提出が求められます。

輸入時の手続きは、送り主側が自国で税関手続きを行うため、受け取り側の日本では通常、特別な手続きは必要ありません。輸入許可が下りた貨物は内国貨物として、国内での引き取りが可能となります。

情報管理

貨物の輸入時には、日本への到着時期や現在位置を把握することが重要です。現在は、在庫管理システムや位置情報システムなどの発達により、容易に荷物を追跡することができます。

情報管理を徹底することで、貨物が安全に輸送されている状況を確認し、何かあった場合も業務への影響を最小限に抑えて対応することが可能です。

国際物流を取り巻く課題

国際物流を取り巻く課題として、まず、言語や文化などの違いにより、海外企業とのコミュニケーションが困難になる可能性があります。万が一配送トラブルがあった場合に対応が遅れて貨物が遅延したりすると、信頼低下に繋がりかねません。

また、国際物流はプロセスが煩雑な上に為替レートの変動によるコストの変動が大きく、コスト分析が難しい点や、長期にわたるため破損などのアクシデントが多い点なども考慮すべきです。

国内の大手国際物流会社6選

国内で営業している国際物流会社のなかから大手7社を厳選し、それぞれの概要・特徴をご紹介します。

日本通運

日本通運株式会社は、国内外に数多くの流通拠点を持ち、国内ではトップクラスの倉庫面積と物流ネットワークを誇る大手物流会社として、さまざまな物流要望に応える事業者です。輸出入双方に付加価値サービスを提供し、顧客のニーズに合わせた輸送サービスを展開しています。

海外33か国・地域での柔軟なフォワーディングを通じ、ドアツードアサービスの提供が可能です。

郵船ロジスティクス

郵船ロジスティクス株式会社は日本郵船の完全子会社で、世界47国と地域に600以上の拠点を有し、国際物流の課題解決に向けたソリューションを提供している国際物流会社です。

海上、航空、トラック、鉄道など多様な輸送手段を駆使して物流を最適化しています。特にヨーロッパとの物流に強みを持ち、各国に複数の拠点を構えて国際物流サービスを展開しているのが特徴です。

近鉄エクスプレス

近鉄エクスプレスは、日本初の航空貨物専業物流会社として設立され、現在では海上輸送でも豊富な実績を誇る事業者です。

世界45カ国と地域に600以上の拠点を構え、国際物流サービスを展開しています。特に中国とインドでの物流に強みを持ち、インドでは日本の物流会社のなかでは最大のネットワークを有しています。

ロジスティード

ロジスティード株式会社は、「オペレーション遂行力」「先進的なロジスティクスエンジニアリング力」「グローバルネットワーク」の3つを強みに掲げる3PL国内最大手の物流会社です。

創業以来70年余培ってきたノウハウやネットワークを源泉に、安全性、品質、生産性に優れた総合物流サービスを社会に提供しています。

日新

株式会社日新は、国際総合物流の先駆者として、150か所以上の海外拠点とネットワークを駆使した物流ソリューションを提供している事業者です。

グループ会社や大手代理店との連携により、確実なスケジュール管理、運賃の節約、迅速な荷物の受け渡しを実現しています。空港輸送では、世界各地での要望に応じたサービスを提供しています。

三菱商事ロジスティクス

三菱商事ロジスティクスは、国際物流の分野で、顧客の製品特性やビジネスニーズに合わせた物流スキームを一貫して提案・実行している事業者です。

北米向け輸出入を始めとした国際物流の実績も多く、機械や化学品、消費財など多岐にわたる製品の取り扱いで蓄積した専門知識を活かして、競争力のあるコストでサービスを提供しています。変化する外部環境に適応し、リスクに強い物流体制の構築も支援しています。

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海外の大手国際物流会社5選

日本では、複数の海外の国際物流会社が拠点を置き、輸出入にかかわるサービスを展開しています。そのなかから大手5社を選んでご紹介します。

FedEx

FedExはアメリカを本拠とする国際物流会社です。世界220カ国と地域で物流サービスを展開し、最短では1〜2営業日の迅速な輸送を強みとしています。全世界に広がる物流ネットワークを活用したスピード重視の輸送サービスを提供しており、大型の荷物も航空輸送できます。

税関手続きの際はFedExの専門スタッフのサポートが受けられ、独自のオンラインツールで書類作成を容易に行えるのもメリットです。

DHL

DHLはドイツに本社を置く国際物流会社で、かつてのドイツ連邦郵便の後継企業です。DHLは通販宅配から大型貨物の輸送まで、幅広いサービスを世界中で提供しています。

世界的な物流ネットワークを活用して、国際物流でも安定かつスピーディーなサービスを提供し、最短で翌日配達のドアツードアサービスも実現しています。

UPS

UPSはアメリカに本社を置く国際物流会社で、小規模な輸送に特化し、世界中で安価な送料でサービスを提供しています。日本ではヤマト運輸と提携し、高品質な輸送を実現しています。

自社の専用機により、一部の国では直接輸送も可能です。全世界の荷物輸送状況をリアルタイムで管理できる輸送管理システムと、高い輸送キャパシティを維持するための独自の倉庫管理システムを備えています。

キューネ・アンド・ナーゲル

キューネ・アンド・ナーゲルは、スイスに本社を置き、19世紀に設立された歴史ある国際物流会社です。第2次世界大戦後に世界的なネットワークを急速に拡大し、特にヨーロッパとアフリカに強みを持っています。

陸海空すべての輸送手段に精通し、安全かつ確実な物流サービスを提供する一方、CO2削減の取り組みを通じて、環境に配慮した最適な輸送方法を実現しています。

DSV

DSVはデンマークに拠点を持つ比較的新しい国際物流会社で、ヨーロッパの物流会社の買収により成長してきた事業者です。創業後20年間はヨーロッパ限定で事業展開していましたが、2000年以降は世界へと事業を拡大しています。産業用設備輸送から通販発送代行まで、幅広いエリアで顧客に合わせた最適な物流サービスを提供しています。

まとめ

国際物流では国境をまたいで物品を輸送するため、国内物流よりも時間もコストもかかる上に、税関での申請など手続きが複雑です。国際物流を手掛ける事業者は多数あり、それぞれ強みを持つ国や地域、輸送手段などが異なります。物流会社を選択する際はそれらの特徴を押さえて検討するのが大切です。

その点、三菱商事ロジスティクスは多岐にわたる商品の物流を通じて蓄積した高度な物流ノウハウを、競争力のある費用に反映し、最適な輸送方法を提案・実践させていただきます。国際物流のご相談は、ぜひ三菱商事ロジスティクスをご検討ください。

先ずはお見積りから

三菱商事ロジスティクスでは国際輸送料金のお見積りを簡単に取得できる「海上運賃らくらく見積もりサービス」を運営しています。他の物流会社との料金比較の際も、お気軽にご利用ください。お見積り以外のご相談も下記サイトよりお待ちしております。

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